撮影実績REULTS OF FILMING

「Wie is de Mol ?」の撮影日誌

2009年05月29日(金)晴

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山形シリーズ撮影2日目!!


朝6時起床。
やはり今日も快晴だ!!

本日最初の撮影は山寺である。
昨年の12月に初めて彼らがロケハンに来た時には,山寺では神秘的な光景(2008/12/18インフォメーション参照)に出迎えてもらった。自分はその時,山形・山寺がロケ地に選ばれるような運命を感じてしまった。

8時30分に立石寺根本中堂前集合だったが,早目に到着したので,スタッフ車輌の駐車場所で待機する。

スタッフも8時30分前に到着。
スタート地点やゴール地点の確認をするため,とりあえず納経堂付近まで登る。
オランダ人スタッフは足が長く,階段を登るのもかなり早く,追いかけるのも大変だったが,少し緊張しているためか全く疲れなかった。

確認が終わると,急いで下まで戻り,打ち合わせを行う。
打ち合わせ終了後に,T山さんとオランダ人スタッフと自分で,住職に挨拶にうかがう。住職の奥さんは,ロケハンの時にプレゼントされたオランダの風車の置物をたいそう気に入って下さったようで,早速部屋に飾ったとのことであった。

10時前に撮影を開始する。
撮影場所でちょっとした仕込みもあるため,自分も再び登ることになった。
参拝客も結構いたが,撮影には全く影響もなく,またトラブルもなく無事に撮影が進んでいった。その後も特に問題がなさそうだったので,T山さんには次の撮影場所に向かってもらった。

この撮影ではT山さん以外にも通訳として2人の方に入っていただいてるが,その中の1人で,国際交流センターのHくんも山寺では大活躍であった。背の高いオランダ人スタッフの中に入ると,全くその姿は隠れてしまうが,しっかりと指示を出してくれている。
やはりこれだけの大きな撮影で,しかも言葉も文化も全く異なる地での撮影であるため,オランダ人スタッフにしてみたら不安や戸惑いはかなりあるとは思うが,山形のスタッフは皆人柄も良く,しかもはっきりこちらの意思を相手に伝えてくれる方ばかりなので,本当に助かっている。
撮影途中にちょっと時間があったのでおみくじを引いてみた。
“小吉”だった…,健康運と仕事運は良かったが,自分にとって最も大事な運はそれほど良くなかった……お金持ちで既婚者のH君にそっとプレゼントした (`▽´)

そうこうしているうちに山寺での撮影も12時頃無事終了!
最後に山門から五大堂まで全部点検し,住職に挨拶。
結局,山寺を3回も登ってしまった。緊張しているとはいえ,さすがに疲れた…。

さぁ昼食だ!!
今日はふもとや本店さんで準備してもらっていた。ベジタリアンの方にも対応でき,椅子に座って食事ができ,40人くらいの人数にも対応できる店というのは,山形市内ではあまりないので,食事処は結構頭を悩ませた部分でもある。メニューも日本語版しかないと,説明するだけで大変なのである。
ふもとやさんには,ゴールデンウィーク中にT山さんと伺い,メニューや料理・部屋も全て確認し,撮影の時に食べる昼食もその時にオーダーしているので,当日は楽だった。しかもスタッフにも好評であった。

自分は急いで食べて,次の場所に向かわなければならなかったのだが,食事中にK村さんから,
「次の場所でちょっとしたアクシデントがあるようで,仕込みに時間がかかるみたい。これからキャストをどこかに連れて行けませんか?」との緊急指令があり,相談した結果,キャストは清風荘・もみじ公園でゆっくりしてもらってから行くことにした。

アクシデントの内容も少し気にはなったが,それよりもよく考えてみたら,清風荘は1週間くらい前に撮影をキャンセルしてしまった場所であった( ̄  ̄‖)ヤバイ……。既に茶室に予約が入ってるかも知れないし,撮影の許可がもらえないかも知れない。
しかしながら,事務室に連絡を取ると,快く撮影をOKして下さり,また偶然にもその時間だけ茶室もあいており,お茶の先生もいらっしゃるとのことであった。

どうもいつもスイマセン m(_ _)m

キャストと共に豪華な食事をとっているだろうドライバーのM宅さんに連絡をとり,清風荘の場所を伝える。

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清風荘に到着。
事務室に挨拶すると,職員の方々も笑顔で出迎えて下さった。

12月と3月のロケハンでは実は清風荘は大人気の場所であった。お茶体験,茶室,もみじ公園等々,日本を感じさせる要素がたくさんあったために,オランダ側でもいろんな企画を考えてくれたのだが,最終的にはスケジュールの都合で寄れなくなったのであった。

キャストに同行しているプロデューサーと話をして(もちろん通訳のS田ちゃんを通し),キャストには小1時間ばかりお茶の体験や庭園での優雅なひと時を楽しんでいただくことになった。

急遽職員の方々にも協力いただき,撮影が開始された。特にゲームなどを行うわけではなく,キャストがお茶を体験している様子や談笑している様子などをのんびりと撮影した。

1時間ばかりたつと,K村さんとT山さんからほぼ同時に“そろそろOK”の電話があった。通訳のS田ちゃんを通してプロデューサーにその旨を話し,ドライバーのM宅さんに時間と駐車場所を伝える。
撮影が終わると,清風荘の職員の方々やお茶の先生も外に出てきて,キャストのロケバスを見送って下さった。
清風荘の皆さま,ありがとうございました!!

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次の撮影場所の山形県産業科学館に到着。
産業科学館内のタイムトンネルが撮影場所となっていたのだが,螺旋状の通路に沿って,様々な写真が飾られていた。この写真を飾るのがいろいろと大変だったらしい‥。
何があったのかT山さんに聞くのは撮影が終わった後にしよう!

産業科学館では,Y館長をはじめ職員の皆さまからもかなりの協力をいただいているため,撮影はかなりスムーズに進んだ。

この産業科学館は,実は5月の最後のロケハンの最終日に決定した場所であった。ロケハンの途中に様々なことが起こり,偶然にも産業科学館にたどり着いたのであるが,今思えばこれも運命だったのかも知れない。
産業科学館にたどり着く前日の夕方に,それまで撮影候補地となっていた別場所での企画の件で,監督のRickと自分との間にちょっとした不穏な空気が流れかかっていたので,産業科学館に決まって内心かなりホッとした。

監督のRickもリサーチ担当のAntonも「この螺旋上の通路はとても“Cool”だ!素晴しい!!」と本当に喜んでくれた。

キャストを入れた撮影はそれほど時間もかからず終了したが,実景撮りは時間をかけているようであった。
やはりこのタイムトンネル・フーコーの振り子の魅力にハマッてしまったのであろう。
画的にもかなり面白いはずだ!

17時に産業科学館での全撮影が終了し,スタッフ総出で原状復帰を行い,産業科学館のカリスマエキストラでもあるY木課長に確認していただく。30分くらいで撤収も完了。

山形県産業科学館の職員の皆さま,本当にお世話になりました!
また必ず撮影を持っていきますので,今後ともよろしくお願い致します!!


撮影2日目無事終了!
オランダ人スタッフにとっては,山形最後の夜となるため,夕食後,編集担当のJuriaanと若いカメラマン2人と若くないカメラマン1人と通訳のH君と飲みに行くことになった!!

これが……………………最高に楽しかった!!



(つづく)



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