撮影実績REULTS OF FILMING

「Wie is de Mol ?」の撮影日誌

2009年05月30日(土)晴 のち 曇

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山形シリーズ撮影3日目!!!

朝6時起床。
昨夜の天気予報では,降水確率60%だったが,やはり晴れている!
“超晴れ男”なので,降水確率60%くらいではあまり心配しなくなってきた。

今日の撮影は,最上川のカヌーランドであった。
このカヌーランドはもともと“K2mesh”のS田さん(残念ながら撮影前に退社)から3月頃に「山形でラフティングなんかできませんかね?」と尋ねられ,いろいろとリサーチした結果たどり着いた場所である。
彼らがロケハンで最上川を初めて見た時「beautiful but too calm(穏やか過ぎる)」と言っていたが,実際はかなり急流なのである。まぁ海外での激流下りに比べたら,穏やかなのかも知れないが…。

8時頃に現場に到着すると,万が一の場合に備え,レスキューチームとして協力いただいている“ソイルダブルプレイ”の皆様がすでにスタンバイしていた。
間もなくしてオランダ人スタッフも到着。
昨夜一緒に飲みに行ったカメラマン達としばし談笑する。

ここでの撮影は,キャストがそれぞれボートに乗り,ちょっとしたゲームを行うのである。
見ているとかなり楽しそうであった。

ロケバスの駐車場所でジョーメイのドライバーのT石さんやM宅さんと話をしていると,T山さんがやってきて,
「この辺で撮影で使うイスとテーブル借りられるとこってない?オランダの担当者が準備するのをすっかり忘れちゃったみたいなの…」
とのことであったので,みんなで朝日町ワイン工場に借りに行く。
撮影も最終日になると,サポートする日本側スタッフのチームプレーも見事なものだ。

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ボートの撮影は2時間程度で終了した。
特にトラブルもなく,転覆してソイルダブルプレイが出動することもなく,無事に終了してくれた。
続いて,川辺でパソコンを使ったテストやインタビュー,脱落者の宣告の撮影を行い,結局3時前には終了した。

その後,皆で集まり昼食を食べた。
今日の昼食は,サンドイッチ(カツやフィッシュ),サラダ,フルーツと,味が良くて量も多く,またもやオランダ人スタッフも日本側スタッフも絶賛であった!!
日本の制作もそうだが,海外チームのロケハンや撮影時の食事は,殊に大事なのである。食べられないものであったり,美味しくなかったりすると,それだけで不機嫌になったり,築き上げてきた信頼が一瞬にして崩れ去ったりもする。当然ながら,食べ物が美味しい山形でそんなことはなかったが,大事なポイントであった。

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スタッフはその後いったんホテルに戻り,荷物をまとめ,5時半頃東京に向け出発するとのことであったため,見送りに行った。
キャストのバス,スタッフのバス,荷物用のトラック等々,ホテルの前に大型車輌が7台も停まっていた。

バスに乗り込む前にそれぞれのスタッフと別れの挨拶を交わす。
まずは監督のRick。
自分を見つけて,わざわざ駆け寄ってきてくれた。ストイックで,それほど笑ったりするタイプでもないのだが,今まさに満面の笑みで握手をしている。スモーカー仲間でもあったので,お互いのタバコとライターを交換した。
続いて,プロデューサーのAldo。
プロデューサーという立場上,本当に細かい性格なのだが,初めて会った時に,わざわざでっかいスーツケースを歩道で開けて,風車の置物のお土産を取り出してプレゼントしてくれた心優しい人物なのである。そんなAldoからは,「撮影場所を山形に決めて本当に良かった,ありがとう!!」とシンプルだけど嬉しい言葉をいただいた。
最後にMadelonとAnton。
半年前に2人が初めてロケハンに来た時,2日半かけて山形のいろんな場所を提案させてもらったのだが,その時の2人の山形の印象はかなり良かったらしい。いろいろ思い出話をしているとMadelonは少し涙目になっていた。2人とは「長かったけど本当に楽しかった」と,がっちり握手した。東京ラウンドもぜひ頑張って欲しい!

17時30分にバスが出発。
スタッフ全員が窓際に寄ってきて手を振り,日本側スタッフも全員で手を振り返した。
ちょっと感動的なシーンだった (TT_TT)


山形シリーズ全行程終了!!


今回の撮影は,実を言うと大変なことも多かった。
日本の撮影スタイルと全く違い,直前にならないとスケジュールが上がってこなく,また,言葉や文化の違いで,彼らが考えている企画を完全に理解することが難しかったため,撮影の許可を取るのもちょっと苦労した。
しかしながら『Wie is de Mol?』は,オランダを代表する本当に素晴らしい番組なのである。そして,スタッフも皆,感性が豊かで,しかも撮影に賭ける意気込みは尊敬すべきものであった。
そのため,何とかオランダのこのCoolな企画を山形で実現させなくては!!という気持ちが日増しに強まっていった。また同じ想いだったからこそ,FC・通訳・コーディネーター・ドライバー等々の全ての日本側スタッフが連携し撮影をサポートできたのだと思う。

きっとこの日本シリーズは,いろんな想いに支えられて,最も面白いシリーズになるだろうと確信している。

個人的にも放送が本当に楽しみだ!
Molはいったい誰なんだ??ひそかにかなり気になっている(笑)
サスペンスドラマの撮影を何作も経験している自分の推理としては……………………
全員かなり怪しいゾ!!




『Wie is de Mol?』のスタッフ・キャストの皆さま
“K2mesh”の皆さま
日本側スタッフの皆さま
ロケハンや撮影でお世話になった全ての皆さま

本当にお疲れ様でした!
またいつの日にかロケで会いましょう!!

全ての出会いに “ Dank U wel !! ”



FIN



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